香港証券取引所と
シンガポール証券取引所

香港証券取引所 (Hong Kong Exchanges and Clearing Limited 略称 HKEx)

世界で最も成長している証券取引所のひとつであり、中国企業だけではなく外国企業にとっても重要なIPOの場となっています。2015年8月末時点で1,810社が上場しており、上場企業の時価総額は3兆0598億米ドルで世界第7位、2015年1月-8月期のIPOによる資金調達は総額199.2億米ドルで世界第1位となっています。HKEx は、外国企業の上場数、証券会社や投資家の多様性等から、アジアを代表する国際金融センターといえ、多様な発行体を受け入れており、近年では、中国やアジアマーケットへの進出を狙う企業にとって、アジアにおける知名度の向上や中国マーケットへのゲートウェイとして、香港上場に対する注目度が増しています。

HKExには、メインボード(本則市場)とGrowth Enterprise Market (略称 GEM)があり、GEMは新興企業向け市場の位置付けとなっています。

また最近では日本のパチンコホール企業2社が上場したことで、新たな日本企業のIPO機会としても注目されています。
 

シンガポール証券取引所 (Singapore Exchange 略称 SGX)

SGXは、2015年8月末時点で771社が上場しており、上場企業の時価総額は6,286億米ドルとなっています。

シンガポール株式市場には、メインボードとカタリストの二つの市場があり、メインボードは大手企業向けカタリストは新興企業向けの市場です。

SGXは外国企業の上場が約4割(288社)と多く、インド及び東南アジアへのビジネス展開のゲートウェイとしても注目されています。

またSGXにおいても、日本のパチンコホール企業が上場し、新たな日本企業のIPO機会としても注目されています。

 
 

■ 世界の証券取引所 時価総額ランキング 2015年8月末 百万米ドル

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